2026年(令和8年9月) . 91号
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〒880-0804 宮崎県宮崎市宮田町8-7赤レンガ館2F
雑木林の中に自宅
自宅周りの雑木林の葉に付いていたセミの抜け殻
軽トラが国道を離れて区画整理された住宅地に入り、奥まった一軒家の前で止まった。「我が家なんです」と鈴木さん。玄関までのアプローチに立つ木々の奥に青いペンキ塗りの板壁が印象的で洒落た洋風の平屋が見える。「家を建てた当時、雑木林を作りたいと思って、山から苗を持ってきて植えたんですよ。それがこれだけ大きくなりましたね」。アブラゼミの鳴き声がうるさいほどで、木々の幹や葉に抜け殻が付いている。鈴木さんの好む生活空間の一端が垣間見える。
鈴木さんは倉庫から草払い機を取り出し荷台に積み込むと、すぐに出発した。再び、軽トラの車幅一杯の山道をガタゴトと進み、雑草の生い茂る空き地に入った。ここにも足場パイプを組み立てた巣箱を置く台が作ってあるが、巣箱は見当たらない。「ここはもう、地主に返します」と、鈴木さんは足場パイプの解体を始めた。解体が終わると「10分で終わりますから」と私に告げて草払いが始まった。「ほぼ草刈りばっかやっている」と、ぼやきも漏れる。炎天下での草払いが生半可な労働ではないことは、鈴木さんの着ている繋ぎ服の汗浸みがみるみる広がっていくのを見れば分かる。
「ここはもう、地主に返します」と足場パイプを解体する
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