数字が付いてきている
山口市の養蜂家・宇多敏昭さん(左)に巣箱の入れ替え方法を説明する毅寿さん
山口市の光永さんの蜂場で巣箱の交換を終えた毅寿さん、空の巣箱を2トントラックに積み込んで山陽自動車道を広島県三次市の自宅へ向けて走らせる。再び助手席に同乗させてもらって毅寿さんの話を聞き続けた。
「今んところ、5年くらい前から順調なんです。言っていたことが実現して数字が付いてきている。周りが手を差し伸べてくれたというのが大きいですね。自分の親たちが、そうやってくれてきたから僕が恩恵を受けているんだと思いますね。もう65年以上も前、親父の代から蜂を持って行っている北海道乙部町では、地元の乙部町魚つきの森づくり協議会で蜜源のニセアカシアやトチノキを来拝川(らいはいがわ)流域に積極的に植樹する活動をしてくれているんです。ニセアカシアは外来種として伐採の対象になることもあるので有り難いです。それに協議会で蜂蜜の販売もしてくれているんです。毎年4月後半から5月の連休はサクランボの交配ですが、6月10日からはアカシアの採蜜が始まり続いてトチ蜜を採るので、夏の間は乙部町で過ごすことになるんです。秋口の9月20日頃から広島へ戻り始めて12月20日までには終了します。乙部町は今から楽しみですね」
巣箱を積んで移動中に偶然同業の萩尾明記さんと出会い談笑する
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