2023年(令和5年1月) 68号

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西表島の自然を軸に考える

 「1960年代に西表島に蜜蜂を入れた記録があるんです。島に在来種の蜜蜂は居ないのですが、マルハナバチは島の生態系の中に居ますので、蜜蜂を島に持ち込むことでウイルスやアカリンダニが蔓延してはいけないじゃないですか。管理ができなくなるまで蜜蜂を増やしてはいけない。そんなことになっては取り返しが付かないですね。養蜂をやるにしても西表島の自然を軸として考えないといけないんです。養蜂振興の軸では良くないですね。本土から転飼で(蜜蜂群を)持って来られてビジネスにされてしまうと、ウイルスやダニが蔓延して取り返しが付かないです。それで私は、自分の養蜂群は20群をマックスにしようと決めているんですよ。現在は5、6群しかいないですよ。蜜蜂と話ができるまで付き合って、蜂を見れば西表島の自然が見えるくらいの関係性を作っていきたいですね」

 松永さんは、蜜蜂のために西表島の生態系が変化するような規模で養蜂をするべきではないと開口一番に語る。松永さんが西表島で養蜂を行う上で最も大切にしている自らのルールなのだ。

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