ここの蜂場はきれいな蜜が採れる
「中山さん」蜂場で聖也さんが給餌箱を掃除して餌を与える準備をする
「僕が6年前の12月に西垂水養蜂園の修業から帰って来た時には、父ちゃん母ちゃんがベースというか、養蜂の基礎はしとってくれたですもんね。それから僕が販路拡大とかしよっとですもんね。西垂水養蜂園には5年計画で行ったので、ほぼ計画通り。西垂水さんの仕事は蜂の増やし方や扱い方は早いですもんね。でも、佐賀の風土に合った蜂の扱いは、僕より父ちゃんの方が詳しいです」
西垂水養蜂園は花を追って北海道まで移動する転地養蜂だが、宮本養蜂は佐賀県多久市に拠点を構える定飼養蜂だ。その違いが養蜂の考え方や技術の違いに現れてくるのは当然である。聖也さんは、その両方の良さを知っている強みがあると言える。
巣枠を作る板は製材所から仕入れて干して使う
40分ほどで伊万里市の中山さん蜂場に到着するとすぐに、聖也さんはクヌギ林の中にゆったりとした間隔を取って巣箱を並べ始めた。中山さん蜂場に降ろした巣箱は軽トラに積んで来た半数ほど。巣箱を並べ終えると、巣門を開きながら燻煙器で煙を掛けていく。「移動で騒いでいた蜂を鎮めるため」と説明してくれた。
「ここの蜂場はきれいな蜜が採れるんですよね。レンゲとハゼ。多久よりもこっちの方が良く育つんです。(蜂の)伸びとかも、こっちの方が良いですね」
巣箱を並べ終えて巣門を開けると、残りの巣箱を配置するため次の相谷(あいのたに)蜂場へ向かった。相谷蜂場は父親が以前から使っていた蜂場ではなく、聖也さんが新規に見付けた広々とした蜂場だ。
相谷蜂場で内検をしている途中、巣門の前の草をむしり取る
田柄蜂場で聖也さん
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